サービス Service
ファミリービジネスの「永続」に向けた3つのステップ
当社では、ファミリービジネスの永続的な発展に不可欠なファミリーガバナンスの構築を支援するため、創業者・大澤真が考案したフィーモ独自の3ステップ手法を基礎としたサービスを提供しています。
この3ステップはあくまで基本フレームであり、すべてを必ず実行する必要はありません。
お客様ごとの課題や状況に応じて、柔軟にカスタマイズしたオーダーメイド設計が可能です。
ステップ1
永続診断サービス
ファミリービジネス向けの「総合的人間ドック」。経営、所有、家族関係の観点から、会社と家族の永続的発展を妨げる「真の課題」を特定します。
特定された課題をオーナーファミリー内で共有することは、今後家族として課題にどのように対応していくかを考えるための非常に重要な材料になります。
ステップ2
永続支援サービス~ルール
(家族憲章※1)策定
ステップ1で特定された課題を元に、創業家主要メンバーで課題解決の基本方針と具体的な意思決定方式を規定し文書化する家族憲章の策定支援を行います。
家族全体の共通認識を整理することは、将来世代への「想い」のバトンタッチを確かなものとするための第一歩です。
ステップ3
永続支援サービス~執行機関(ファミリーオフィス※2の
構築・運営)
ステップ2で策定した家族憲章を実際に機能させ、長期的に維持・運用するための財政基盤を持った組織:ファミリーオフィスの構築・運営支援を行います。
創業家の結束を保ち、変化に柔軟に対応しながら、世代を超えた資産・経営のマネジメントを実現します。
ファミリービジネスの
永続的発展へ
関連サービスメニュー
ファミリーガバナンス構築に付随する以下のサービスもご提供しています。
ご要望に応じて柔軟に対応いたします。お気軽にご相談ください。
| サービス名 | 内容 |
|---|---|
| ファミリーオフィスにおけるウェルスマネジメント | 次世代まで見据えた長期財務シミュレーションを通じて、必要資金・相続税負担などを「見える化」します。 |
| 社史作成支援 | 創業の節目に、理念や想いを形に残す社史作成を支援します。 |
| 経営課題への専門的サポート | 事業・組織改革、新規事業、事業再生、事業売却など、ファミリービジネス特有の課題に対して専門的に対応します。 |
| 後継者育成支援(後継者育成塾) | 後継者候補向けに、経営力と家族力を育む実践的な研修プログラムを提供します。 |
用語解説
(※1)家族憲章とは
創業家の間で合意した価値観や意思決定ルール、後継者選定の考え方などを文書化・公正証書化したものです。
欧米では「Family Charter」または「Family Constitution」とも呼ばれています。
含まれる主な内容
「ソフト・ロー(創業家としての指針)」
創業家が大切にしてきた・していきたい理念・行動規範や家族や事業に関する超長期ビジョンなど
「ハード・ロー(拘束力を伴うルール)」
意思決定の仕組み、株式・経営権の承継ルール、後継者の育成・選定・退任に関するルールなど
(※2)ファミリーオフィスとは
ファミリービジネスの創業家同士の結束を維持し、資産を世代を超えて受け継いでいくことを目的とした組織です。
この組織は、策定された家族憲章に基づき、以下のような重要な役割を担います:
- 家族や経営に関する重要な意思決定の支援
- 家族が共有する資産の運用・管理
- 法務・税務などの複雑な課題への対応
ファミリーオフィスは、これらの業務を一元的に管理・運営することで、創業家全体の統一感と持続的な経営基盤を支えます。
さらに、家族憲章を将来にわたって有効な指針として機能させるためには、単にルールを守るだけでなく、次のような取り組みも不可欠です:
- 事業環境や家族構成の変化に対応しながら、柔軟に課題解決を図ること
- 家族としての資本・資産の方針(資本政策)を中長期の視点で設計・実行すること
- 後継者の育成を計画的・段階的に行うこと
これらの役割もファミリーオフィスが担います。
このように、ファミリーオフィスは、家族の結束と企業の持続的発展を両立させるための中核的な存在であり、創業家自身が主体となって運営しつつ、必要に応じて外部専門家の知見を取り入れることが重要です。
フィーモが重視する
ファミリーガバナンス構築のポイント
当社では、ファミリーガバナンスの構築にあたり、以下の2つの視点を特に重視しています。
1. 多面的・中長期的な観点からファミリーガバナンスを考える

日本における高い相続税負担は、多くのファミリービジネスにとって大きな悩みの一つです。
そのため、
- 企業価値を意図的に引き下げる
- 種類株を活用して議決権を一部に集中させる
といった技術的・短期的な解決策に走ってしまうケースも見受けられます。
しかし、こうした対応は、「家族と事業のバランスのとれた発展」という本来の目的を見失う恐れがあります。
たとえば:
- 企業価値の引き下げは、長期的には事業の成長機会を損なう可能性があります。
- 議決権の集中は、将来の後継者選びの柔軟性を奪い、次の世代以降に負担を残しかねません。
当社では、まず創業家や非創業家の経営陣にむけて、一対一のていねいなインタビューを実施。事業と家族の両面から中長期的な課題を洗い出すことから支援をスタートします。
そのうえで、相続税対策などの個別課題についても、ご家族全体で共有し、中長期の視点から方向性を検討していただくことで、真に意味のあるファミリーガバナンスの構築を進めます。
2. 結果を急がず、公平なプロセスを重視

欧米のファミリービジネス支援の専門家の間では、「結果の公平性よりも、意思決定プロセスの公平性」が家族の信頼関係を築く鍵であるという考え方が広く受け入れられています。
たとえば、課題が明らかになった場合に、声の大きな創業家メンバーが強引に解決策を主張すると、他の家族メンバーとの間に不公平感や不信感が生まれ、結果としてファミリーの結束が損なわれる危険があります。
そのため、当社では常に次の点を意識しています:
- すべての主要メンバーが自由に意見を述べられる環境づくり
- 最終的な意思決定が、透明かつ公平なプロセスに基づいて行われること
ファミリーガバナンスは、形式やルールだけで成り立つものではなく、ご家族が納得と信頼を持って歩み寄るプロセスそのものが重要なのです。
ご家族それぞれの想いを尊重しながら、時間をかけて真の合意形成を目指す。それが、フィーモのファミリーガバナンス支援の根底にある姿勢です。
