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2020年9月10日ニュース

「アドバイザーのつぶやき」第4回を投稿しました。

★アドバイザーのつぶやき 第4回 20/9/10★

日本の観光復興の鍵ともなりうる新しいビジネスモデルvacation ownership(VO)についての4回シリーズのつぶやき最終回は、導入を推進する事業者サイドにとってのメリットについて考えてみます。
ホテル業者の最大の悩みは、投資の回収期間が非常に長いことです。しかし、タイムシェアをはじめとするVOの場合には、開業前に所有権を売り切ってしまうので、資金負担が最小限に抑えられます。また、ホテルサービスの価値が売却価格に反映されるので、サービスの質が高いホテルブランドほど儲かるビジネスになりやすいのです。
VOビジネスは、ある意味不動産ビジネスですが、一回の現地営業で購入する人が全体の半分くらいいるとある米系VO会社から聞きました。隣接するホテルから誘客ができるのも強みです。長期滞在時にどのような楽しみ方ができるのか、そのライフスタイルをうまくプレゼンできればセールス・マーケティングコストも抑えることができます。
今後日本では、既存ホテルの半分をVOに転換するといった形でのビジネス展開は有望でしょう。地域の魅力を生かした独自のエクスチェンジプログラムをどう設計するかも知恵の絞りどころです。今こそコロナで変わりつつある日本のバケーションライフを捉え、日本でも新しいビジネスモデルを産み出す好機だと思います。by MO

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